忍者ブログ
ニカが思ったことを、高田純次並にテキトーに垂れ流す場所。
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

しぬほどあざといニカ。


夏服って言っても、コレくらいが限界ニカ。
PR
( )


ちょっと、いっかい、落ち着きましょう。
それは、ないでしょ。

あまりにも、ないでしょ。
卒業したら、ニンゲンやめて、猫になる。

そいで、てんちゃんと2人、生きてくの。
もう ひとりぽっちは いやなの
「……なぁ、ニカ。」

「なに?」

「イタリアとドイツと日本、どれがいい?」

「…なんの話なの。」

「2人でさ、逃げようかなーと思って。」

「……。」

「ロシアを出て、どっか田舎の方で静かに、のんびり暮らせば、そしたら。」

「…そしたら?」

「お前のこと、失わずに済む。」

「……寝た方がいいわセルゲイ、まだ熱がある。」

「ヴェロニカ。」

「ね?寝ましょう…目、閉じて。」

「…お前のそういう、大人なとこ、嫌いだ。」

「そう、ごめんね。」


そうできたら、どんなに幸せかって思うけど
もう、叶わない夢を見るのは、約束をするのは
哀しいから、嫌だったの。
こんなこと、考えたくないけど

考えちゃう自分が、嫌になるけど

頭から、追い出せない。
そろそろ、考えなきゃかしら。

幽霊部員は、申し訳ないもの。
ニカがあの日、手にいれたのは

自由なんて名ばかりの

空っぽで淋しい、まがい物。
大事なのは言葉じゃないって、セルゲイは言ったけど

それでも、言葉でしか伝わらないものは、たくさんあって

熱でしか伝えられないものも、たくさんあるの。


だから、だから
同じ世界にいなきゃ、意味ないのよ。
<< 前のページ 次のページ >>
profile
Name:
ヴェロニカ・セヴァスチヤノフ
忍者ブログ [PR]