ニカが思ったことを、高田純次並にテキトーに垂れ流す場所。
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02/22
今日は、ニカが生まれた日。
正確にいえば、政府にパパやママや、あの時のすべてを奪われて
セルゲイに命を救われ
マザーに拾われて
「ヴェロニカ」として生きることになった日。
この日がおめでたいと思ったこと、一度もなかった。
でも、日本に来て
こんな風にお友達が「おめでとう」をたくさんくれて
すてきなプレゼントをくれて
ニカは02/22が、やっと好きになれた。
ありがとう、ニカはいまこころがとても、あたたかいわ。
今日は、ニカが生まれた日。
正確にいえば、政府にパパやママや、あの時のすべてを奪われて
セルゲイに命を救われ
マザーに拾われて
「ヴェロニカ」として生きることになった日。
この日がおめでたいと思ったこと、一度もなかった。
でも、日本に来て
こんな風にお友達が「おめでとう」をたくさんくれて
すてきなプレゼントをくれて
ニカは02/22が、やっと好きになれた。
ありがとう、ニカはいまこころがとても、あたたかいわ。
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「セルゲイ知ってる?ニッポンではバレンタインに女の子からチョコ渡す日なのよ」
「なんだそれ、かわってんな。
でも、そういうことならニカから俺がチョコ貰えるわけ?」
「ないわ。」
「ねぇのかよ。」
「でも、チョコのかわりにニカをあげる。」
「…殺してもいいってことか?」
「セルゲイが、そうしたいのなら。」
セルゲイは少し笑って、頭をなでて
もうちょっとだけ、楽しみにとっておくよって言った。
緑色の瞳に吸い込まれて、ニカは目を閉じた。
「なんだそれ、かわってんな。
でも、そういうことならニカから俺がチョコ貰えるわけ?」
「ないわ。」
「ねぇのかよ。」
「でも、チョコのかわりにニカをあげる。」
「…殺してもいいってことか?」
「セルゲイが、そうしたいのなら。」
セルゲイは少し笑って、頭をなでて
もうちょっとだけ、楽しみにとっておくよって言った。
緑色の瞳に吸い込まれて、ニカは目を閉じた。
この世界は、刃で出来てる、
この世界は、ニカをよく殺す。
この世界は、ニカをよく殺す。
町を歩いたり、ふとしたときに
セルゲイが生きていれば
できたこと、したかったことが
溢れてきて、とまらなくて、苦しくなる。
叶わない夢ばかり、ふえてく。
生きるのは、こんなにも辛いのに
たとえビハインドでも、そばにいてくれるから
死ぬに死ねないのよ。
大人って狡いわ、ほんと。
だけど、それでも、あなたをあいしてる。
セルゲイが生きていれば
できたこと、したかったことが
溢れてきて、とまらなくて、苦しくなる。
叶わない夢ばかり、ふえてく。
生きるのは、こんなにも辛いのに
たとえビハインドでも、そばにいてくれるから
死ぬに死ねないのよ。
大人って狡いわ、ほんと。
だけど、それでも、あなたをあいしてる。
言わない、言えない。
このキモチ、墓場まで持ってく。
このキモチ、墓場まで持ってく。
とても、ねむこくて
お昼寝ピンが、ほしくなる午後。
お昼寝ピンが、ほしくなる午後。
「死ぬのは別に構わん」
そういわれて、ほんとは、ニカ
うれしかったの。
そういわれて、ほんとは、ニカ
うれしかったの。
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ヴェロニカ・セヴァスチヤノフ