エルさんに、ステキな手袋、もらったの。

まっしろ、ちいさなおはな。

太陽の光をあびると、きらきら、きらきら

泣きたくなるほど、キレイで…。


Edelweis, Edelweis,
Ach, ich hab dich so gerne...



決して手に入らないからこそ、憧れてやまない

永遠の、純白…。

いっそ、逃げてしまいたくて

絶対、逃げたくなくて。




ニカの花が、散ってゆく。

信じたいのに、信じきれないのは

きっとニカのココロが、よごれているせい。

いちど染まってしまった黒いシミは、どんどん広がるばかりで

もう二度と、白には戻れない。

もう二度と、純粋は、手に入らない。

ニカは割と、直感で感情つけてる。

だからそのとき交わした会話とか、そゆので
コロコロかわるナリよ。

そんなに深い意味はなかったりするけど、迷惑だったら言ってね？

羨ましい、って感情あったら、すぐつけたい。

アタマの中、いろいろで、ぐるぐるで

処理が追いついてないけど、とにかく

みんな無事で、帰ってきてくれた。

おつかれさま、ありがとう、おかえりなさい。

まってた。

まだ、迷いは、ある。

分からないことも、ある。

それでもこの、ココロに咲いた『感情』を

ニカは守りたい…。

さくら、さくら。

おはなみ、たのしかった。

さくら、さくら。

えがおが、みたい。

誰かの、2番目。

ニカにはそれが1番、似合ってると思う。

だから、それでいいの。

昔、ニカが風邪をひいたときは

ママがあたたかいスープを飲ませてくれて

パパが、ニカの大好きなスズランをくれて

手を握ってくれた、頭を撫でてくれた。

日本では、ネギで首を絞める。

なんてクレイジーなの。
やっぱりみんな実は、ニンジャなの？