ひとりだけど、ひとりじゃない。

だから

ひとりで、いい。

セルゲイは、笑うニカのこと

スズランみたいだって、言ってくれた。

小さくて、白い白い、毒の花。

消化不良になるってわかってて
言葉を飲み込むのは、クセ

イッショにいきたいってキモチが

誘うという行動に、どうしてもつながらないの。

こわいの

ニカ用の、スカイプ、作った。
使うかどうか、わかんないけど。

もし必要なら、IDは、お手紙で。

笑い声が聞こえれば、笑ってるのが分かる。
泣き声が聞こえれば、笑ってるのが分かる。

何も聞こえないとき、黙られちゃったとき
目が見えないニカは、何も分からなくて…。


どんな顔をしてるのか、知りたくなる。


ニカの言う、かわいい、とかカッコイイ、は
その人の持ってる空気とか、雰囲気とか、話し方とか、そゆの。


ニカはまだ、アナタの顔を、知らない。

学校にきて、一番目は、貼り出されてる依頼を、チェックすること。
それは日課。

今日も、たくさん。
でも、ニカのココロは未だ、冷えたまま。

ここに書かれてる、知らない誰かをニカが、救う？

考えれば考えるほど、イミが分からなくなる。
欠陥だらけのニカのココロが、変な音を立ててる。

けどもしまた、あの時みたいに、近しい人の誰かが闇堕ちしたら
きっとその時は…。

ううん、きっと一緒。
ニカより、その人にとって大事な誰か、もっと適任が
他にたくさんいるはずだから。

ねぇ、ニカ、なんでここに、いるの？


ぼんやりしてたら、いつのまにかチャイムが鳴ってた。

今日は、も、帰ろう。

ー帰る？
帰りたい。

ーどこへ？

ーいったい、どこへ…？

愛さないのならば、殺すまで。

テスト しゃくめつ


まぁ、ニカ別に、成績悪くても誰にもおこられないし。

万年最下位、上等よ。

秘めた、コイゴコロ